ふぁ〜あ……(あくび)。
やあ、全国の優秀な下僕予備軍(人間)のみなさん。
今日も日当たりの良い最高級クッションの上から、専属下僕であるネエちゃんのドジな動きを監視しているイケニャンだよ。
「保護猫を家族として迎えたい!」
そう決意したものの、いざとなると不安で足がすくんでいる人間はいないかい?
「里親審査って、就職面接みたいに落とされたりするのかな…」
「トライアル期間って、具体的に家で何をすればいいの?」
「ペットショップで買うのと違って、手続きが複雑そうで身構えちゃうよ…」
分かる、人間って未知のイベントに直面するとすぐビビっちゃうものね!
でもね、元ストリート出身で現在のネエちゃんを審査して合格を出したボクが断言するよ。
怖がらなくてぜ〜んぜん大丈夫さ!
保護猫のお迎えは、『出会い ➔ 応募・面談 ➔ トライアル ➔ 正式譲渡』の4ステップでシンプルに進むんだ。
今回は運命の出会いから正式にキミが、猫の下僕(家族)に就任するまでの全プロセスを解説してあげるね!

ステップ①【出会う・探す】保護猫と出会う3つのルート
| 出会い方のルート | メリット | デメリット・注意点 | こんな人におすすめ! |
|---|---|---|---|
| ① 譲渡会・シェルター | ・一度にたくさんの猫に会える ・ボランティアに直接相談できる | ・開催日時が週末などに限られる ・緊張して固まる猫も多い | 実際に猫のリアルな姿を見て直感で決めたい人 |
| ② 里親募集サイト・SNS | ・自宅で24時間いつでも探せる ・年齢や毛柄で絞り込み検索可能 | ・写真や動画だけで判断が必要 ・人気の猫は応募が殺到しやすい | 忙しくてイベントに行けない人・じっくり探したい人 |
| ③ 保護猫カフェ | ・お部屋でのびのび遊ぶ姿が見られる ・何度でも通って相性を確かめられる | ・在籍数が限られる ・利用料や飲食代がかかる | 実際にふれあって相性をじっくり確かめたい人 |
まずは、キミにとって一生を捧げたい運命の猫を探し出す最初のステップからスタートさ!
保護猫と出会うには、主に3つのメジャールートがあるんだよ。
それぞれの特徴をチェックして、キミのライフスタイルに合った方法を選んでごらん!
① 譲渡会・シェルター訪問
実際に猫のリアルな姿を見て、サイズ感や空気感を肌で確かめたい人間に一番おすすめなのが譲渡会さ!
地域の保護ボランティア団体や自治体が、休日の公民館や動物病院、イベント広場などで定期的に開催しているんだ。
- メリット
一度の参加で、たくさんの個性豊かな保護猫たちに直接会える! - 雰囲気
毎日お世話をしているボランティアさんから、その子の性格や好きな撫で方、普段のちょっとした癖まで詳しく教えてもらえる!
ケージ越しに猫たちが
「ニャー」
と鳴いたり、お昼寝している姿を眺めながら
「あ、なんかこの子と目が合ってビビッときた…!」
という直感を大切にできる最高の場所さ。
土日祝日を中心に開催されていることが多いから、近所のイベント情報を検索してみなよ!
② 保護猫サイト・SNS
「平日は仕事でヘトヘトでイベントに行く時間がないよ…」
「自分の住んでいるエリアや、猫の年齢・毛柄を指定してじっくり探したい!」
そんな効率重視の人間には、インターネットやSNSを使ったマッチングがぴったりさ!
- 代表的な里親募集サイト
『ペットのおうち』『いつでも里親募集中』『OMUSUBI(お結び)』など、日本全国の保護猫情報がリアルタイムで集まる大手ポータルサイトを活用しよう! - SNS(InstagramやX)
ハッシュタグ#里親募集中 #保護猫 #ずっとの家族募集中などで検索すると、ボランティアさんの愛情あふれる投稿がたくさんヒットするよ!
写真や動画を通して、お腹を見せてゴロゴロ甘える姿やオモチャに夢中で飛びつく姿など、普段の飾らない日常の様子をスマホでじっくりチェックできるのが強みだね。
全国の募集の中から、キミの生活リズムやお部屋の広さにぴったり合う運命の子を、マイペースに探せるよ!
③ 保護猫カフェ
「ケージの中にいる姿だけじゃなく、お部屋でのびのび遊んでいる普段の姿を見て相性を確かめたい!」
という人間には、保護猫カフェが極上の出会いのステージになるよ!
カフェの中で一緒にお気に入りのオモチャを振ったり、大好物のおやつをあげたりしながら、猫たちのリアルな性格をじっくり観察できるんだ。
『膝の上に自分から乗ってくる甘えん坊タイプ』なのか、『高いところで静かに人間を見下ろすクールタイプ』なのか、実際の距離感を体感できるのが最大の魅力さ!
何度かお店に通ってお気に入りの子と仲良くなってから応募できるから、人間側も猫側も安心感を持って次のステップへ進めるんだよ!
ステップ②【応募・面談】里親応募とアンケート・誓約事項の確認
「この子だ! この子をボクの生涯の主君としてお迎えしたい!」
という運命の雷に打たれたら、いよいよ里親応募へ進むよ!
このステップはね、猫とキミの双方が『これからの15〜20年間、ずっと幸せに暮らせるか』を確かめ合う超重要な作戦会議なんだ!
アンケート(譲渡条件の確認)に回答する
応募の最初に、アンケート(希望者エントリーシート)に記入するよ。
主に聞かれるのは、以下のようなリアルな生活環境のことさ!
- 住環境の確認
完全室内飼育を守れるか、ペット飼育可の物件に住んでいるか(賃貸の場合は管理規約のコピー提出を求められるよ)。 - 家族構成と全員の同意
一緒に暮らす家族全員が猫を迎えることに大賛成しているか。 - 留守番の時間の長さ
仕事やお出かけで、1日に何時間くらい猫をお留守番させるか。 - 先住ペットの有無と健康状態
現在お家で飼っている犬や猫がいるか、不妊去勢手術や毎年のワクチン接種は済んでいるか。 - 経済面と将来のバックアップ
万が一病気になったときの高額な医療費を負担できるか、万が一キミが入院した際に代わりに猫の面倒を見てくれる『後見人』がいるか。
「ええっ…! 家族構成や年収、後見人まで聞かれるの!?」
って目を丸くして引いちゃう人間もいるかもしれないね。
でもね、これはキミを疑ったり品定めしているわけじゃないんだよ。
外の過酷なストリートで飢えや事故を生き延びた保護猫が、二度と捨てられたり悲しい思いをしないための命のセーフティネットなんだ。
見栄を張って嘘をついたりせず、ありのままの生活スタイルを正直に伝えることが、ボランティアさんとの一番の信頼関係に繋がるんだよ!
面談・家庭訪問の実施
提出したアンケートをもとに、ボランティアさんとの面談を行うよ。
オンラインやカフェでお話しする場合もあれば、猫のお届けの下見を兼ねて自宅に訪問してもらうケースもあるんだ。
ここでプロのボランティアさんが厳しくチェックするのは、何よりも『脱走防止対策』と『室内の危険トラップ』さ!
- 玄関を開けた瞬間に猫が外へ飛び出さないための『脱走防止フェンス』があるか
- ベランダの窓や網戸を猫が手で開けてしまわないよう『ロックや柵』がついているか
- 誤飲して開腹手術になりそうな細かいオモチャや紐、猫にとって猛毒の観葉植物(ユリ科など)が放置されていないか
「部屋の掃除が完璧じゃないから落とされるかも…」
なんて緊張でガタガタ震える必要はナシ!
ボランティアさんはキミを落とすための意地悪な試験官ではなく、どうすればキミのお家で猫が安全快適に暮らせるかを一緒に考えてくれる味方なんだよ。
「玄関のここに100均のワイヤーネットを突っ張り棒で固定すると完璧ですよ!」
なんて優しくアドバイスをくれるから、安心して何でも相談してみてごらん!
ステップ③【トライアル(試行飼育)】お試し期間(約1〜2週間)の過ごし方
面談とお部屋の安全チェックを無事にクリアしたら、いよいよ猫がキミのお家にやってくる!
ここから始まるのが、人間と猫の共同生活のお試し期間、『トライアル』さ!
トライアルの目的は『お互いの相性確認』
トライアルの期間は、一般的に約1週間〜2週間程度に設定されていることが多いよ。
この期間の最大の目的は、実際の生活空間の中で、人間も猫もストレスなく幸せに暮らしていけそうかをテストすることなんだ!
具体的には、こんなポイントを日々観察していくよ。
- 猫が新しいお部屋の匂いや環境に慣れて、自力でご飯を食べ、トイレで排泄できているか。
- 人間側の家族に、くしゃみや目のかゆみなどの猫アレルギー症状が出ないか。
- 先住猫や先住ペットがいる場合、激しい流血のケンカをせず徐々に距離を縮められそうか。
「もしアレルギーが爆発したらどうしよう…」
「先住猫がストレスでご飯を食べなくなったら…」
と不安になるよね。
でもね、だからこそこの『お試し期間』が用意されているんだ!
万が一、どうしても生活環境や相性が合わない場合は、無理をして抱え込まずにボランティアさんに相談して、トライアルを辞退して猫をお返しすることもルール上しっかり認められているんだよ。
猫にとっても人間にとっても不幸なミスマッチを防ぐためのクッション期間だから、肩の力を抜いてリラックスして過ごしなよ!
トライアル中に必要な道具と心構え
猫がやってくる初日までに、以下の必須アイテムをお部屋にセッティングしておこうね!
- ケージ(2段〜3段の高さがあるもの)
- 猫用トイレと、シェルターで使い慣れていた指定の猫砂
- 現在シェルターで食べているのと同じ銘柄のキャットフードと食器
- 爪とぎ、ふかふかのベッド、安心する匂いのついた毛布
猫がお家に到着した最初の数日間はね、環境の激変にパニックになって、ケージの奥底でイカ耳になって固まったり
「シャーッ! フシャーッ!」
と激しく威嚇してくるのが当たり前さ!
ボクだってネエちゃんの家に連れてこられた初日は、ケージのハンモックの裏に引きこもって
「近寄るな人間め!」
と怒りの唸り声をあげていたものだよ。
でもそれはね、キミのことが嫌いなんじゃなくて、ただ未知の場所に恐怖しているだけなんだ。
ここで焦って構い倒すのは絶対NG!
『無理に触ろうとしない』『猫の目をじっと見つめない』『ケージに大判のバスタオルを掛けて暗くしてあげる』のが鉄則さ!
人間側は普段通りに生活音を立てながら、静かに見守ってあげること。
そうすると数日後には
「あれ? この人間、危害を加えてこないな…」
と気づいて、自分から鼻先をすり寄せて甘えてくるようになるんだからね!
ステップ④【正式譲渡・契約】誓約書の取り交わしと譲渡費用
トライアル期間を無事に乗り越えて
「この子と一生添い遂げる! この子の下僕として生きていく!」
と心が完全に決まったら、いよいよ感動のゴールインさ!
正式譲渡手続きと『譲渡費用(医療費実費)』の精算
ボランティアさんと対面して、正式譲渡の手続きを行うよ。
ここで、これまでその猫を保護・育成するために動物病院でかかった医療費の実費(譲渡費用)を精算するんだ。
金額の相場は、猫1匹あたり約2万円〜5万円程度が一般的だよ。
この譲渡費用には、以下のような必要不可欠な医療処置の実費が含まれているんだ!
- 不妊・去勢手術費用
- 混合ワクチンの接種費用
- ノミ・ダニの駆虫薬、お腹の寄生虫駆除薬代
- 猫エイズ・猫白血病の血液ウイルス検査代
- マイクロチップの装着費用
「えっ? 保護猫ってタダ(無料)でもらえるんじゃないの?」
なんて勘違いしている人間もたまにいるけれど、それは大きな間違いさ!
この譲渡費用はボランティアさんの利益やお給料ではなく、その猫が健康に生きられるように事前に施された命の医療実費なんだよ。
そしてキミが支払ったお金は、ボランティア団体が次のストリートで苦しむ新しい保護猫をレスキューするための医療費として大切に循環していく命のバトンなんだ!
終生飼育誓約書への署名とマイクロチップの名義変更
最後に、『終生飼育誓約書』に署名と捺印を交わすよ。
「生涯にわたって家族として愛情と責任を持ってお世話をします」
「脱走防止を徹底し、完全室内飼育を守ります」
という、命に対する誇り高き約束を交わすんだ!
さらに、猫の背中の皮下に埋め込まれている『マイクロチップ』の飼い主名義変更手続き(環境省の指定登録機関のサイトからオンラインで申請できるよ)を行えば、晴れて法手続き的にもキミがその猫の正式な飼い主(専属下僕)となる!
これですべてのステップを完全制覇!
運命の保護猫とキミの、最高に愛おしくて騒がしいハッピーな毎日の幕開けさ!
まとめ
保護猫をお迎えするまでの道のり、頭の中でバッチリイメージできたかい?
ペットショップでお金を払って連れて帰るのに比べると、アンケートを書いたりトライアルをしたり、少し手間がかかるように感じるかもしれないね。
でもね、この丁寧なステップのすべては、猫にとっても、キミにとっても、これからの15年〜20年間が最高の幸せで満たされるための愛のプロセスなんだよ!
焦って結論を急ぐ必要はこれっぽっちもナシ!
まずは今度の週末、近くの譲渡会にふらっと足を運んでみたり、里親募集サイトで可愛い猫たちの写真を眺めてみることから始めてみないかい?
キミの温かいお部屋と優しい腕の中を夢見て待っている運命の猫が、きっとどこかでキミを見つけてくれるのを待っているニャ!
それじゃあ、ボクはネエちゃんに晩ご飯のカリカリをトッピング付きで要求してくるから、失礼するよ。
キミの素敵なお迎えを応援しているニャー!
- 環境省:譲渡について
- ワンニャンとうきょう:東京都動物愛護相談センターから譲渡を受けるには
- ペットのおうち:公式サイト
